実家の犬が亡くなって思ったこと

大体、20年くらい生きていたと思います。トイプードルの白い毛並みの甘えん坊なオスです。
名前はよんすけといいます。
この犬と僕の生活が、リンクするようになったのが、8年ほど前に、東京で実家暮らしをするという、独身サラリーマンの勝ち確定パターンの暮らしをするようになってからです。
2020年末に実家暮らしを卒業し、今の一人暮らしを継続しています。

最初は、私のことをよそ者と思い、家に入るごとに吠えられていましたが、餌を与えたり抱っこしたり、世話をするようになると私の部屋の収納で寝てたり、ベッドの上で寝てたり懐くように徐々になりました。

よんすけとの散歩はほぼ毎日欠かさず行いました。
まっすぐ歩くことがない子で、あっちいってはこっちいってと落ち着かない感じですが、不思議と大体同じコースを歩くことになります。
あまり知らない場所に行くことを好まない性格のようです。

さて、先日そのよんすけが亡くなりました。
両親からの報告によると朝、母親が床の上でぐったりしているよんすけを発見し、
ポカリスエットをシリンジで飲ませたあと、一声吠えたらしいです。
それは、トイレに行きたいという意思だったらしく、トイレをさせてやり、
夜、長い間大好きな母親に長い間、抱っこをしてもらい、ベッドに戻してあげたのち、
静かに逝ったと聞いています。

その報告を翌日朝に父親からのショートメールで確認し、その日は仕事がある日だったので、一旦、仕事をリモートワークで始めたのですが、画面が涙で見えなくなるくらい自然と泣いていました。
もう会うことができないし、こんな喪失感はここ数年で感じたことがないものでした。
大事なものは、失ってから大事なものと気づくといわれたりも恐らくしていますが、
自分にとってかなりの優先順位によんすけがいたのだな、と思いました。

以上です。またね、よんすけ